UCD (ユーザー中心設計)のためのデザイナー向けガイドブック

ユーザー中心設計

HCD( 人間中心設計 )という言葉を聞いたことがあると思います。UX/UIにおける最も一般的なデザイン思想の1つです。ではUCD(ユーザー中心設計)についてはどうでしょうか?この2つの用語は似ているように聞こえますが、両者には違いがあり、将来のプロトタイプをデザインする際には、両方の原則を考慮する必要があります。つまり、以下のようなになります:

  • HCD( 人間中心設計 )は、UX/UIデザインに関わるユーザーの心理的/情緒的な嗜好を考慮する
  • UCD( ユーザー中心設計 )は感情的なアプローチをとらず、ユーザーとデザインの関わり方に影響を与える状況的・環境的な要因に焦点を当てる

UXPinの HCD( 人間中心設計 )に関するお役立ちガイドをぜひこちら(英語になります)からご覧ください。

本記事では、この記事では、UCD( ユーザー中心設計 )がなぜ価値のあるデザイン原則なのか、そしてなぜ今後のプロジェクトで常にUCDを考慮すべきなのかをご紹介していきます。

UCD( ユーザー中心設計 )とは

一部のデザイナーは『UCD』 と『HCD』 で混乱してしまうため、両者の違いを明確にすることは非常に重要です。『HCD』 が UX/UI デザインのコンテクストでユーザーの感情や心理的特性を考慮するのに対し、『UCD』はより具体的で、ユーザーがデザインをどのように知覚し、関わるかに影響を与える特定の状況に焦点を当てます。

ユーザー中心設計
  • HCD( 人間中心設計 )のアプローチを採用するデザイナーは、UX/UIデザインのパラダイムを通して、プロトタイプやプロダクトに対するユーザーの感情的な反応、つまりユーザーが感情レベルでどう反応し、どう行動し、どう感じるかを考慮します。
  • UCD( ユーザー中心設計 )のアプローチを採用するデザイナーは、ユーザーの年齢、社会的地位、教育など、より具体的な概念を考慮し、このような要因がプロトタイプや製品に対するユーザーの反応にどのように影響を与えるかを考慮します。UCDの背景には心理的な部分がありますが、HCDに比べると感情的でなく、より状況的・環境的なアプローチです。

UCDとHCDの間には共通点があります。どちらの思想も、製品のデザインと開発の中心にユーザーを据えるプロセスが含まれており、どちらのシナリオでも、デザイナーはユーザーのペインポイントおよび、製品(またはデザイン/プロトタイプ)がどのようにその問題を解決するかをを認識します。また、デザイナーは、状況やデザインブリーフに応じてUCDとHCDを使い分けたり、両方の方法を使ったりすることがあります。

UCD( ユーザー中心設計 )の仕組み

UCDは、推測が多い HDC に比べ、より多くのリサーチが必要です。UCDでは、ユーザーが置かれた状況や環境に応じてデザインを行うため、このデザイン思想を正しく実行するには多くのデータが必要なのです。

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次に、他のプラットフォームでの人口統計を調査します。デザイナーは、デザインの認知に影響を与える状況的要因を理解するために、さまざまなソースから幅広いデータを集めます。以下はその情報源です:

  • 人口調査データ 
  • SNS ページ 
  • ベータテスト
  • アンケート調査
  • オンラインフォーラム
  • 電話
  • インタビュー
  • デザイナーにリアルタイムでユーザーインサイトを提供する分析プログラム

データ収集の目的は、ユーザーに関するデータベースの構築ではなく、UX/UIデザインに対する認識に影響を与えるトレンドの特定です。例えば、SNSをモニタリングすることで、例えばニューヨークとロンドンなど、「異なる場所のユーザーが特定の製品に対してどのような反応を示すのか」をデザイナーに伝えることができます。それでもし、ロンドンのユーザーがニューヨークのユーザーと異なるデザインを認識した場合、デザイナーは海外のユーザー向けに製品を調整したいと思うかもしれません。このように、特に場所のような状況的な要因は、ユーザーがデザインにどのように反応するかに影響を与えるのです。UCDには多くの一般化が含まれますが、非常に有用なデザイン思想であることが証明されています。

user-centered design work

アンケート調査も、デザインの印象を左右する状況要因や環境要因の特定のためのデータ収集手法のひとつです。たとえば、年齢を考えてみましょう。デザイナーは、18歳から24歳のグループのプロトタイプの反応を測定し、その結果を25歳から35歳のグループと比較したいと思うかもしれません。高齢者は若年層とは異なる意見を持つ可能性があるため、両方の層にアピールしようとすると、デザイナーは製品に調整を加えないといけないかもしれません。デザイナーは通常、プロトタイプに対する観客の反応を判断するためにフィードバック方法をいくつか使い、そのプロセスには何カ月もかかることがあります。

UX/UI デザイナーのための UCD のメリット

UCD は、ターゲットオーディエンスをより深く理解することができることから多くの利点があり、このアプローチにより、以下のような効果が期待できます。

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時間の節約

ターゲットとなるユーザーがデザインに何を求めているか(あるいは求めていないのか)がわかれば、プロトタイプ作成に費やす時間は少なくなります。主要なデモグラフィックをテストして測定するだけで、ユーザーのペインポイントやオーダーメイドの要件を知ることができます。

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デザインへの関心向上

特定のコンテクストにいるユーザーは、プロトタイプやデザインが彼らのニーズや要求を満たすものであれば、より投資する可能性が高くなります。ただし、ユーザーのニーズを満たすためには、コンテクストに応じたインサイトが必要です。

より多くの投資

より多くのユーザーがデザインに興味を持てば、お金を落とす機会も増え、製品全体への関心も高まります。

効果が長続きする

オーディエンスとターゲットの市場を理解すれば、デザインと開発のライフサイクルを通じてユーザーを動かすことができ、最終的には製品が市場に出たときの売上を伸ばすことができます。将来的には、プロトタイプの作成回数を減らし、ユーザーのニーズを満たすイノベーションのデザインに多くの時間を費やすことができます。

まとめ

 UCD( ユーザー中心設計 ) とHCD( 人間中心設計 ) は、一貫性を保つために区別することが重要ですが、UCDの基本を習得したら、このアプローチをデザイン思想に取り入れ、状況や環境のコンテクストに基づいて製品やプロトタイプを作成しましょう。

UCDは最初は難しいので、UXPinのようなデジタルツールは非常に有効的です。デザインプロセスでのユーザーからのフィードバック収集や、優れたインサイトをの獲得にUXPinを使うと、ターゲットとするユーザーについてより深くわかるようになり、うまく機能しないプロトタイプを作る無駄な時間が省かれるでしょう。

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