DesignOps – スペシャリスト向け おすすめツール

Tools for DesignOps specialists

DesignOpsのほとんどは理論と戦略に焦点を当てていますが、デザインと開発のツールは、プロセスとワークフローの実装、最適化に不可欠です。

本記事で、パフォーマンスの最適化からプロジェクトの管理、デザインチームの構築、顧客向けの優れたユーザー体験の作成まで、あらゆることに対応できるDesignOpsのツールについて掘り下げてみましょう。

その前に、DesignOpsの課題の多くは1つのデザインツールで解決できることをご存知でしょうか。

UXPin Mergeを使用すると、GitまたはStorybookの統合経由でエディタと企業レポジトリのコードコンポーネントを同期できるため、デザイナーはきちんと機能するHi-Fiプロトタイプの作成ができます。UXPin Merge の詳細と、この画期的なテクノロジーへのアクセスをリクエストする方法についてご覧ください。

UXPin Merge – 究極のDesignOpsツール

ここでは、UXPin MergeがDesignOpsに役立つ方法を4つ紹介します。

  1. まず、最も重要なのは、UXPin Mergeがデザインシステムを統一することです。UX デザイナー、製品チーム、デベロッパーは、みんな会社のレポジトリにホストされている同じデザインシステムで作業します。Mergeはすべてを自動で同期するので、DesignOpsは各チームや部署が同じ要素やコンポーネントで作業しているかの確認の心配はいりません。
  2. UXPin Mergeで、デザイナーが企業のデザイン標準に準拠することが保証されます。すべての要素やコンポーネントは既に完全にコード化されているため、何ができて何ができないかについてデザイナーとデベロッパーが何度もやりとりする必要はありません。デザイナーは、デザインシステムのコンポーネントをドラッグ&ドロップするだけで、新しい製品やインターフェースの構築ができ、デザインハンドオフの後、エンジニアはUXPinから変更点をコピー&ペーストし、一から始めることなく製品の開発を始められます。デザインシステムへの変更はすべてUXPinのデザインエディタに同期されるため、チームは常に最新バージョンで作業ができます。
  3. UXPin Mergeは、驚くほど多くのDesignOpsとDevOpsの時間と労力を節約してくれます。UXPin Mergeのようなツールがなければ、チームは全員が確実に同じデザインシステムを使うように多くの時間を費やしてしまいます。また、ほとんどの開発が完了しているため、UXPin Mergeはデザインのハンドオフプロセスは合理化され、エンジニアは仕事をしやすくなります。
  4. UXPin Merge は、非デザイナーによる製品開発をサポートします。実際に、UX の知識がほとんどない PayPal の製品チームは、従来のベクトルベースのデザインツールを使用する経験豊富なデザイナーよりも 8 倍速く、Mergeを使ってきちんと機能するプロトタイプをデザインしています。このワークフローにより、UX デザイナーはプロトタイプの構築とテストではなく、ユーザー エクスペリエンスの課題の解決に集中することができます。

パフォーマンスの最適化

パフォーマンスは、DesignOps戦略とチームの精神状態がいい状態にあるかの重要な指標ですが、どのようにしてチームが最高のパフォーマンスで稼働しているかを知るのでしょうか。

Level Upは、その問いに答えるための7つの質問からなるアセスメントです。また、他の同規模のチームとベンチマークを行って、企業のパフォーマンスの評価もできます。

Level Upが作るレポートは、ExcelやSheetsに取り込んで改善点を評価できるようになっています。

Designer Fundの元デザインマネージャーで、現在はSlackのデザインディレクターであるヘザー・フィリップス氏は、何百ものデザインチームを構築し教育してきた経験から、レベルアップフレームワークを開発しました。

プロジェクト管理ツール

プロジェクト管理は、DesignOpsが効率を上げることができる分野ですので、チームにとって使いやすく、現在の企業のプロセスや手順と連携できるプロジェクト管理ツールを探す必要があります。

プロジェクト管理ツールを使っていない場合は、チームが実際に使用し、現在の管理ツールやプロセスと統合されるものを見つけることを目標にします。

大抵のプロジェクト管理ツールでは無料トライアルが提供されているので、時間をかけてチーム内で色々なオプションを試してみてください。ワークフローを迅速化し、会社の成長に合わせて拡張できるものを見つけることが重要です。

  • Trello:カンバンスタイルレイアウトで有名なTrelloは、プロジェクトを視覚的に整理することができ、常に自分がどこにいるのかを全体的に把握することができます。Trelloには、タスクの割り当て、タイムライン、生産性メトリクス、カレンダーなどの特筆すべき機能があります。
  • Asana(アサナ):世界で最も人気のあるプロジェクト管理ツールの1つであり、このツールでは、リスト、タイムライン、またはボードを使って、プロジェクトやタスクの表示方法をユーザーがカスタマイズできます。また、特定のタスクを自動化し、一般的なフローやプロセスの最適化も可能です。
  • Jira:リリースや開発関連の統合を可視化できることから、エンジニアリングチームの間で根強い人気があります。このツールはAtlassian Suiteの一部なので、もし企業が既にAtlassian 製品を使っていたら、Jira は理にかなっているかもしれません。また、Jira はスプリントの計画、追跡、実行に最適です。
  • Confluence:リモートチームでの連携に最適化されたもうひとつのAtlassian製品です。Confluence は「信頼できる唯一の情報源(single source of truth)」として販売されており、ナレッジベースを作成し、全員が同じページを閲覧できるようにすることができます。また、ソーシャルイントラネットを構築し、部門間の連絡、連携、企業文化を育むこともできます。
  • Monday:Monday は Asana と同様、チームのワークフローの構築、実行、拡張のためのプロジェクト管理ツールです。Mondayのシンプルで直感的なインターフェースにより、プロジェクトの戦略、計画、実行、レビュー、納期厳守が簡単にできます。
  • Notion:プロジェクトのロードマップやWikiを作成し、ガイドラインや期待値を概要を示すことができるユニークなプロジェクト管理ツールです。また、プロジェクトごとにタイムライン、カレンダー、カンバン、リストなどの複数のビューの設定ができます。

チーム構築用のツール

デザイン・開発プロセスには、人が不可欠な要素であり、DesignOpsは、ビジネスと顧客に貢献する共通の目標に向かって人々が協力し合えるよう、チームの構築を促さなければなりません。

以下のチーム構築ツールで、チームの結束力を高め、士気を向上させるとともに、チームやステークホルダーがDesignOpsの考え方やプロセスを理解できるようになります。

  • TriviaMaker:バーチャルまたはオンライン環境で、グリッド、リスト、トリビア、ホイールなどのゲームを開催できます。TriviaMakerの既成のゲームを使うことも、自分で作ることもでき、楽しみながらチームを活性化させることができます。
  • Pizzatime: ピザパーティーは、チームビルディングのためのエクササイズとして根強い人気があります。Pizzatimeを使えば、世界のどこにいるチームメンバーにもピザを送ることができ、遠隔地でのピザパーティーを開催できます。
  • Virtual Zoom Games:ビデオ通話でできるゲームやアクティビティーの包括的なリストが見られます。
  • Game Word Generator:ワードゲームは、楽しいし、ブレインストーミングやクリエイティブな思考を促すので、ユーザー・エクスペリエンスの課題解決には不可欠なスキルです。Game Word Generatorは、対面でもオンラインでも遊べるシンプルな言葉遊びです。

UXPin – 包括的なDesignOpsデザインツール

UXPinは単なるデザインツールではありません。連携を促し、多くのDesignOpsプロセスを合理化できます。ここでは、DesignOpsに役立つUXPinの主な機能をいくつか紹介します。

デザインコラボレーション

UXPinのコメント機能により、デザイナーはワイヤーフレームからデザインのハンドオフまで、世界のどこにいてもプロジェクトで共同作業を行うことができます。タグを付けてコメントをチームメンバーに割り当てることでチームメンバーがアクションを起こすことができます、完了すれば「解決済」としてマークすることもできます。

また、プレビューにコメントを付けることができるので、ユーザビリティテスト時に研究者がプロトタイプに直接メモを取ったり、ステークホルダーが感想やフィードバックを共有したりすることができます。

デザインシステム

企業のデザインシステムは製品の心臓部であり、UXPinでそのデザインシステムの管理と維持がしやすくなります。UXPin Mergeでデザインワークフローを次のレベルに引き上げ、企業全体で信頼できる唯一の情報源(Single source of truth)を維持しましょう。

ユーザーエクスペリエンス

顧客が喜ぶユーザー体験をデザインしましょう!変数を使ってユーザーデータをとらえ、その情報を使って、完全に機能するサインアップおよびログイン シーケンスの構築などの実行に移します。UXPinを使ってプロトタイプを作成すると、ユーザビリティ テストでより良い結果が得られるので、エンジニアが最終製品を開発する前にUXチームが問題を解決することができます。

アクセシビリティ

DesignOpsは、製品が視覚障害のあるユーザーにとってアクセスできるものであることを保証しなければなりません。デザイナーは、アクセシビリティをテストするために、プラグインをインストールしたり、ファイルを外部ツールにエクスポートしたりしなければならないことがよくあります。

UXPinにはコントラストチェッカーと色覚異常シミュレーターが組み込まれており、デザイナーはデザインエディター内で色やインターフェースのテストができます。これらのアクセシビリティ機能は、デザイナーがUXPinを離れることなく作業を確認できるため、時間の節約とアクセシビリティ問題の軽減につながります。

デザインハンドオフ

デザインプロセスの中で最も緊張し、ストレスを感じるのがデザインハンドオフです。UXPinは、デザイン仕様書、CSS、スタイルガイドなどの煩雑な作業が自動化され、エンジニアに渡す前にデザイナーが行うべき作業を最小限に抑えます。

また、UXPinではアセットの保存やドキュメント作成ができるため、デベロッパーはクラウドストレージとWord文書やPDFを切り替える必要がなく、すべてが一か所に集められています。

今後の展望

企業の規模に関係なく、DesignOpsはチームに多大な利益をもたらすことができ、効果的なDesignOps戦略は、デザインだけでなく、企業全体の連携、結束、一貫性、および効率性を促せます。

DesignOpsツールや、またそれがデザインチームにどのような利益をもたらすかについて学びましたが、DesOpsの方法論と思考にはさらに多くのことがあります。

UXPinは、世界の6人のDesignOpsリーダーと協力して、無料のeBookDesignOps 101: デザインオペレーションへのガイドを作成しました。この本では、次のようなトピックを取り上げています:

  1. DesignOpsとは:DesignOpsスペシャリストの役割と責任、そしてこの分野がどのように多くのデザインおよびビジネスの課題を解決することができるかについて詳しく説明します。
  2. DesignOps の重要性:DesignOps がどのように問題を解決するか、チームとの連携をより良くする方法、そしてデザインを拡張する方法をご覧ください。あなたのチームのニーズについてもっと掘り下げてみましょう。
  3. DesignOpsのインパクト: DesignOpsのコーチであるロビン・クライン・シップホルスト氏が執筆した章では、この規律がいかにデザイナーに力を与え、重要なことに時間を割くことができるかが説明されています。
  4. DesignOpsの仕組み:DesignOpsのマインドセットでの共同作業、調和をとり、優先順位をつけ、チームのパフォーマンスと能力を測る方法についてひと通り説明しています。
  5. 自身の会社でDesignOpsを始めるには:あなたのチームや企業にDesignOpsを導入する方法について学びます。ロードマップと戦略はどのようなものであるべきかをご覧ください。
  6. DesignOps Tools(この記事でおさらいしています):デザインチームと製品開発チームのパフォーマンスを最適化するためのツールをご紹介します。どれがプロジェクト管理やチーム構築に適しているかご覧ください。

DesignOpsの世界とその始め方について、あなたのチームにデザイナーが1人でも100人でも関係なく、こちらで無料でダウンロードができます。

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